スウェーデン手工芸「白樺編みのカゴ」ってなに?どこで買えるの?

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こんにちは!もるかです。


スウェーデンの手工芸より「白樺編み」についてお話しします。
日本で人気の北欧雑貨の中でも、ちょっと高級なカテゴリーに位置する「手工芸品」
その中でも人気の白樺あみのカゴ。

白樺の樹皮を使って作られた北欧の伝統手工芸を「ネーベルスロイド」Näver slöjdといいます。
昔、スウェーデンでは白樺樹皮を利用して靴、食器、鞄、あらゆる物を作っていました。
樹皮を剥ぐことができるのは1年に1度。剥いだ皮をよく乾かして、表皮を剥いで細いストライプにした樹皮を丁寧に編みます。
格子に編まれた樹皮は、それ自体がシンプルで美しいデザインとなります。


素材の見た目はまるで革のよう。耐久性もあります。しかし、こちらは樹皮。
数年待てばまた木が再生し、樹皮を収穫することができます。
とてもサスティナブルな素材です。


冬が1年の半年もあるスウェーデンでは、農閑期に屋内で出来る仕事、木製品、白樺編み、織りで作ったタピストリーなどを売って生活の糧としていました。(日本の昔話、かさ地蔵を思い出します^^)
冬の長い北欧ならではの文化の発展と言えるのではないでしょうか。


残念ながら今では手工芸の職人達の高齢化により、スウェーデンの手工芸を伝承してゆくのは難しくなっているようです。
作家活動だけでは生活が難しく、他のお仕事とのダブルワークを行っている作家さんもいらっしゃるようです。

そんなわけで本場スウェーデンでも貴重なものとなりつつある白樺あみのカゴ。
いったいどこで購入出来るのか?
また入手方法やお手入れ方法などまとめてみました。

白樺あみのカゴを探しているけれど、なかなか出会えない方。
ご縁があって白樺編みのカゴを持っているけれどお手入れ方法がわからない方、
北欧雑貨のバイヤーもしているもるかの意見をぜひ、参考にしてみてくださいね^^

どこで買えるの?

日本で買うならここをチェック

オンラインショップ&実店舗


北欧雑貨を取り扱うお店には、実店舗、オンラインショップがあります。
お取り扱い数量は少ないかもしれませんが、白樺網を輸入しているお店もあります。
白樺あみの商品のお取り扱いがあるかどうか、また入荷時期など訊ねてみてください。

白樺あみの作家さんから


日本でも白樺編みの作家さんがいます。SNSなどで探してみてください。オンラインでの販売や展覧会活動をなさっていて、展覧会のタイミングで購入ができることもあります。作家さんのサイトやSNSで展覧会情報を確認してみてくださいね。

百貨店での北欧展


私のおススメの購入場所は百貨店で開催の北欧展です!
近年、百貨店で北欧展が開催されています。有名なところでは、夏に開催の大阪、阪急梅田百貨店。
冬の北欧店では、名古屋タカシマヤ百貨店、長野東急、新宿伊勢丹(ここ数年、残念ですが開催がないようです)。


どこの北欧店も、毎年テーマを変えて、そのテーマに沿った商品を中心にたくさんの素晴らしい北欧の商品を北欧展の期間限定で販売します。
手に取り、見て購入することができます。


北欧から手工芸作家さんを招客して実際に作業を見ることが出来たり、作った商品を購入できたりもします。開催場所ではいくつもの北欧商品を扱うお店がそれぞれのブースを構えています。
白樺あみのカゴバッグや日用品もその中に見つけることが出来ますよ。
同じ形とサイズの商品でも手作りならでは、皮の色味も少しずつ違うので、いくつもの中から自分のお気に入りの1点を選びましょう。


そしてこれは鉄板です。

初日の朝イチで乗り込んでください!商品の中で手工芸品は作家さんの一点ものがあったりします。
売り切れてしまったら出会えないですよね。
もしも初日が難しい場合には、週末の朝一に行ってみてください。
どこのお店も商品の動きが早く、商品の補充を行なっています。たくさんの来店が期待できる週末前に商品を補充を行うブースは多いです。平日の朝一が難しい方も、週末の朝一に出向くことで、追加搬入されて売り場がリフレッシュした状態を楽しめますよ^^

海外で買うならここをチェック

スウェーデン始め北欧、バルト三国などの手工芸として作られてきた白樺あみのカゴ。
スウェーデン、フィンランド、そしてバルト三国を中心に白樺あみの商品は見つけられます。
以下のスポットで出会える可能性がありますよ。

手工芸品のギャラリーやお店


スウェーデンの工芸品を扱うお店を探してみてください。
スウェーデン語で手工芸は「Hemslöjd」(ヘムスロイド)といいます。
これが主工芸品のスウェーデン語です。大きな街ならば必ず1軒や2軒は手工芸品を扱うお店があります。作家が皆でコーポラティブスタイルで、店番を持ち回りで行っているようなお店を覗いてみるといいですよ。

美術館ショップ


工芸やデザインの美術館のミュージアムショップもおすすめです。
数は少ないかもしれませんが、運が良ければ作家もののクオリティの高い白樺あみのカゴに出会えるかもしれません。

セコンドハンド


リサイクルショップのスウェーデンでの名称「セコンドハンド」
アンティークショップやビンテージショップよりもお値段がお安くジャンクな商品が沢山あります。
ガラクタもたくさん売っているので宝探し気分でお出掛けください。


白樺あみのカゴの他にも、北欧の雑貨がお好きな方にはたまらない出会いが待っていると思います^^
どこの街にも救世軍、教会、等が主催のセコンドハンドがあります。
土曜日のみオープンのところも多いので、街のガイド冊子などを現地で確認して、よく調べて出向くことをお勧めします。

白樺編みのカゴを自分で「作る」という選択もあり


白樺編みのコースに参加して自分で作ることも出来ます。
SNSで探してみると、日本でも作家さんが白樺あみのコースを開催されています。
継続して通うコース以外にも、単発で行われるクラスもあるようです。

百貨店での北欧店の際のpop upイベントとして、また北欧雑貨のお店のワークショップ等、探してみてくださいね。
現在はコロナ渦でオンラインでのコース開催もあると聞きます。材料とレシピを送ってもらい、作り方は先生がオンラインで行ってくださる様子です。おこもりでおうち時間の長い今こそ自宅での手作り、いかがでしょうか。

材料(白樺樹皮)の入手が日本では難しいので、まずはコースに参加して先生から材料を入手する方法を教えていただいたり、先生経由で材料をわけていただくなど、作るための材料確保のためにもコース参加はオススメです。

先生経由で出来上がった先生制作の作品購入など、幅広いベネフィットがあると思います^^

お手入れ方法


汚れてしまったら汚れた部分を濡れた布で拭いて、陰干しで自然乾燥、乾いたら植物の油(オリーブ油、サラダ油、菜種油など)か蜜蝋を布に取り、塗り込むように薄く伸ばします。
一晩ほど置いて、吸い込みきらなかった油を乾いた布でよく拭き取ります。


汚れが気にならなくても、乾いてきたかな?と、思ったら埃をよく払い、水拭きは汚れていなければ省いてよいので、オイルでのメンテナンスを時々は行ってください

まとめ


手工芸品である白樺編みの籠は、全てが1点ものの作品といえます。
今回お話ししたように、日本でも購入できる場所が増えてきています。
宝探しのようにあなたの好きな形、色味、これだ!という一品と出会えて、お家にお迎えできるといいですね!


お手入れをしながら、エイジングを楽しみつつ、育てるように愛しみ大切に使ってゆくことで愛着も一層増します。
北欧では手工芸品は三代に渡り使われていたりもします。
あなたの出会ったカゴが、大切にケアをされて使われつつ次の世代に受け継がれて使われてゆくのはとても素敵なことだと思いませんか?

素敵なカゴに巡り会えますように!

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